博多織のすごいところ

帯の産地で 二大産地といえば 京都西陣織と福岡博多織です。用途は同じでも織り方(柄出し)が違うんです。柄の出す糸が縦と横とで違います。博多織の方が長い歴史をもっています。アジア大陸の入り口である福岡には新しい技術がいっぱい入って着ました。その中に、織物の技術がありました。

独特の張りと絹鳴りの音が特徴の厚手の織物を作ったのが、今に伝わる博多織だといわれています。江戸時代には当時の筑前藩主 黒田長政が博多織を幕府へ献上品としたことから、もう一つの特徴である独鈷(どっこ)や華皿(はなざら)を図案化した幾何学的な柄(デザイン)を
博多献上と呼ばれる博多織のルーツであり代表する呼称です。
毎年 11月には博多織求評会が開かれ新しい商品が発表されます。強くて丈夫な博多織は お相撲さんのマワシにも使われています。

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