何でも土台が 肝心

着物は直線縫いの衣類です。1枚の反物をほぼ直線で縫いあげていきます。また、譲ることが出来るように隠し揚げをしてハギレが出るような事はありません。狭い国土にあった衣類です。子供や他人に渡したり、米やお金にも替わった時代がありました。先の第二次世界大戦では「着物が食料に替わった」とお年寄りから聞きます。今でも 着物は流行が無く、仕立の方法も同じです。これが立体裁断で着る方の体のラインに合わせて仕立ていたらきっと譲ることは絶対に無かったと思います。立体的でないので、箪笥の中に何枚も重ねて入れることが出来たのも着物の保管に場所をとらなかった一つです。洗い張りをすると元の反物状態に戻ります。着る方の寸法に合わせて何度も作り直しがきくのも優れものです。古来からのエコ衣類なのかもしれません。さて 着物を綺麗に着るにはどうしたら良いのでしょうか?立体のボデイーに直線縫いの着物を着るには・・・
私は、よく解りやすく説明する為に「コカコーラの瓶をファンタの瓶にする」と言います。これは、胸・腰・お尻と、でこぼこした体を樽の様にすれば着物が綺麗にきれるといった表現です。体を平らにするには色々な方法があります。まずはご自身の体を締め付ける。(ちょっと表現が悪いですが)補正下着をつける方法です。


http://store.shopping.yahoo.co.jp/kimono-japan/unw012603.html?ccode=ofv&pos=2&model=
ウエストの凸凹を補う方法です。続いて、ガーゼやタオル・ワタを入れる方法です。これはへこんでいる所へ入れ物をするといった感じです。家でも土台がゆがんでいたら どんな腕前の良い大工でも強い家が建ちません。


着物を着る前に下着の時点から補正していくと綺麗に着物が着れます。
前から見ても 後ろから見ても整って見えます。着物も土台が肝心ですね!!

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