地域色、豊かな着物の名前

日本は南北に長い~国です。同じ季節でも気温差があります。また、湿度も湿度も違います。また日照時間も様々で 沖縄と北海道では日の出の時間でもずいぶんと違いがあります。業界で言われていることで九州のお客様は、赤いものが良く売れる そして、北海道のお客様は青い色の物が良く売れと言われます。きっと九州の方は、日照時間が長いので温かい暖色系の色が好きなのでしょうか?また、北海道の方は雪国のイメージではありませんが寒色が地域に合うのでしょうか?日常の生活の中で目に飛び込んでくる色の違いで同じ日本でも売れる色が少しずつ違うでしょう。

さて、着物のネーミングは結構地域の名前が多いのでは、長い日本で
その地域にあった風合いの織物が発展したのでしょう。結城紬(茨城県結城市)・本場大島紬(鹿児島県奄美大島)・博多織(福岡県博多市)http://store.shopping.yahoo.co.jp/kimono-japan/cbdcbeecc3.html
・西陣織(京都市西陣)http://store.shopping.yahoo.co.jp/kimonojapan/c2dec2d3.htmlなどなどいっぱいあります。


紬においては、もっと沢山あります。十日町紬(新潟県十日町市)・上田紬(長野県上田市)・米沢紬(山形県米沢市)など各地域に沢山あります。
紬は、織物としては一番古い歴史があります。繭から糸を紡ぎそれを先染して織り上げていくのが一般的です。糸を紡ぐ技法は指先でお蚕の真綿をねじって糸にして行きます。糸ぐるまの絵を見ると思いますがねじった糸を糸車で回すことで強く均一にしていきます。そして、その地域に合った、天然染(草木)で染めていきます。それぞれの地域にあった模様(絣)に柄だしをして行きます。長い間に 地域にあった技法と柄だしの特徴が出来上がってきたのでしょう。

特に自然に生える自然界の色(草木の煮汁)で染め上げていくので、その地域の特色がよく表れています。その地域だけで採れる自然の素材を生かしています。皆さんの地域にも 地名のついた着物名を見つけてみたらいかがですか?

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